- 山根
~自殺予防~ マイナス思考
よく「マイナス思考はいけない。プラス思考になろう」という言葉を聞きます。確かにプラス思考の方がよいのかも知れませんが、現実マイナス思考の人の方が多いのではないでしょうか。なぜ、マイナス思考の人の方が多いのか。それは「現在あなたが生きているからです」。意味がわからない説明だと思いますが、人間には生きる本能があります。まず生きる続ける事ができるかです。そのため、本能としては「今、生きてるんだから変に動いて失敗しなくてもいいやん」となるんです。それはあなたが辛く感じていてもなります。例えば転職をしたくても「もし、次に行った会社が嫌な人ばっかりだとどうしよう。それなら我慢して今の会社にいよう」となり、行動を変える事が難しくなります。その状態をずっと続けたらどうなるか。「どうせ私は何をやってもだめ」と感じ辛い思いで毎日を過ごす。やがて生きる意味や価値がわからなくなる。死を考える様になるんです。では、どうすれば良いか、「人間はマイナス思考になるものだ。だから私はマイナスに考えてしまうんだ」という事を理解する。もうひとつは意識的にポジティブな言葉を使う。ポジティブな言葉を使う事で思考が変わり、行動が変化します。
今回の話は科学的根拠はないかもしれません。あくまで私の考えです。しかし私も10数年間飲食業、小売業をしていて毎日「早く辞めたい」と思っていました。ずっと、転職したいという思いがあり、ある時その思いがいっぱいになり、転職に踏み切れました。転職後は「もっと早く転職していれば」と思いました。転職に踏み切れなかった理由は「俺にはできない」と思っていたからです。しかし、「俺にはできない」という気持ちが現れた原因が環境を変える事が本能的にNOであり、マイナス思考になっていただけと考えると自分自身凄く納得できました。