- 山根
~自殺予防~ 私の経験からその2
電話相談員時代、完璧主義者の方が多くいた様に思います。電話で話を聴いていると十分頑張っている様に思えても、本人は現状に満足していない。これが、向上心に繋がるのであればいいのですが、いつしか自己否定になってしまうのです。目標を掲げ、「ああなりたい」、「こうなりたい」と思うのはいいでしょうが、「私は何をやってもうまく行かない」と思ってしまうと、自分が苦しくなります。生きてるだけでも大変なんです。まずは大変な中生きている自分を誉めてください。こんな事を言うと「私に誉めるところなんて無い」という方がいます。普段、自分自身で行っている行動は当たり前になっているので、自分では特段凄いと思わない。でも、人に話すと「それ凄いね」と思う事もあります。まずは無理にでも自分が頑張っている事を探してください。仕事や学校に行く為に朝起きている、家族のために食事を作っている。行動しなくても「頑張ろうと思った」でもいいんです。さきほど、書いた様に生きる事は大変なんです。その中で1つも自分の事を誉めれないという事はありません。他人が誉めてくれなくても、他人が普通にしている行動でも、そんな事は関係ありません。人と比べるのではなく自分がしている事を自分で誉めてください。もちろん、しんどい時は休憩してください。休憩が長くてもいい。まずは寿命が来るまで生きることです。